鳥類調査

ラインセンサス等により一般鳥類の種類や個体数を把握したり、定点観察調査により猛禽類の行動圏や内部構造を把握します。



ラインセンサス調査

調査地内の環境特性を勘案して調査ルートを設定し、ルート上を時速2~3km程度の速度で歩きながらルートを中心に片側25mの範囲で確認されたすべての鳥類の種名、個体数、確認位置などを記録します。

定点センサス調査

調査地内の環境特性を勘案して調査地点を設定し、地点を中心に半径50mの範囲で確認されたすべての鳥類の種名、個体数、確認位置などを記録します。1地点の調査時間は15~30分程度です。

繁殖状況調査

調査地内を任意に踏査し、巣や巣立ち雛の確認などの確認状況を繁殖可能性の判定基準に従い、判定します。

夜間調査

フクロウ類やミゾゴイ等の主に夜間に活動する鳥類を確認するため、夜間に調査地内で任意踏査を行います。

猛禽類行動圏調査(定点観察)

調査地やその周辺が広く見渡せる場所に地点を配置し、双眼鏡や望遠鏡を用いて猛禽類の飛翔や停留を確認します。調査は6~8時間程度行い、種類や個体数、確認状況、確認位置等を記録します。

猛禽類営巣場所調査

巣(営巣木)を特定するため、鳴き声や繁殖に関わる行動などがみられた場所を中心に猛禽類に十分配慮しながら踏査を行います。

猛禽類繁殖状況調査

地上からのビデオカメラ撮影により、巣内の成鳥及び雛の直接観察を行うほか、巣立ちした幼鳥の行動圏を鳴き声や目視確認などで把握します。

ミゾゴイ
オオタカ