環境アセスメント等に必要となる植物の調査で、調査地に生育する植物をリストアップする植物相調査や植物群落の種類や分布を確認する植生調査等があります。また、環境省や各都道府県のレッドリスト等に該当する重要な種が確認された場合、それらの種について生育状況・生育環境を調査し、移植等の保全対策を検討するための基礎資料とします。
調査地内を歩き回り、確認された種をすべて記録していきます。また、環境省や各都道府県のレッドリスト等に該当する重要な種が確認された場合、個体数や確認位置などを記録します。
調査地で確認された植物群落について、群落内に生育する植物の種組成を把握するため、植物社会学的手法に基づいてコドラート調査を行います。
調査地内に成立している植物群落の分布状況を記録し、現存植生図を作成します。
調査地内に分布する木本群落の中で代表的な場所にコドラートを設定し、コドラート内に生育する樹木について、樹種、樹高、目通り周などを記録します。
調査地内に生育する大径木について、樹種、樹高、目通り周、確認位置などを記録します。
蘚苔類、地衣類、キノコ類、付着藻類などの特殊項目については、それぞれの研究者や専門機関と連携して対応しております。